この日は埼玉県三郷市　鷹野文化センターでのホールコンサート。

Tokyo Django Collective、初ホールコンサート。
なんと破格の1,000円という価格設定、主催者の音楽への愛と情熱が込められています。

向かって左手、河野文彦さんは魔法のように3つの楽器を操ります。マカフェリギターの甘い響き、ガットギターの温かな音色、そして6弦バンショーの独特な魅力。曲ごとに変わる楽器が、まるで異なる表情を見せてくれました。

向かって右手、手島大輔さんの冷静でありながら、その奥に燃え盛る情熱を秘めたパッセージが会場を駆け抜けていく。
そして、ベースの阿部恭平さんの深く豊かな低音が、まるで大地の鼓動のように全体を支え、音楽に確固たる土台と生命力を与えています。

第1ステージでは、トリオの息の合った演奏が会場を包み込みます。
第2ステージには、三郷市ゆかりの才能豊かなアーティストたちが登場。ギタリスト木下大輔さんの繊細なタッチと、ヴァイオリニスト蕨春奈さんの情熱的な旋律が加わり、音楽の魔法が会場全体に広がっていきます。

巧妙に練られたセットリストと構成、そして素晴らしい音響効果により、一音一音が宝石のように美しく響き渡る。
聴く者の心を揺さぶる、忘れられない音楽体験がここにありました。